展開

ふとした時に思い出すことは、ひとりでいた時のことよりも誰かといた時のことのほうが多い。その時のじぶんが言ったことや誰かが言ったこと、笑い声なんかが鮮明に思い出される。ひとりの時は動きが少なく、あまり展開しない。例えば、つまづいてコケたとして、何も言わないかせいぜい痛いとぼそっとつぶやく程度だと思う。笑って何かを言ってくる人もいなければ、じぶんだって笑わない。ただコケただけの記憶になる。その時、友人がいっしょだと、みんな手を叩いて笑うだろう。何をしているんだと突っ込まれて、それにじぶんは何かを言い返す。もしかしたら、そのタイミングで別のひとりがコケたりするかもしれない。そうなったら、もう全員爆笑すると思う。ひとりでは起こり得ないことが、誰かといると起こるかもしれない。そういう出来事ほど鮮明に覚えているものだし、ふと思い出すことが多い。だから何ということもないけれど、じぶんだけだと発展しないから、楽しいこともそれ以外も増えないんだなぁとただ思っただけでした。

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