できるできない

できるとできないの差はけっこう曖昧なことが多くて、どちらかを答えなければいけないときは悩む。できるだけ前向きでいたいから可能な限りできると答えたいけれど、できると言ってできなかったときのことを想像すると恐くて、わりとできそうなことでもできると言えなかったりする。そこで、できませんとはっきり言うこともできなくて、わかりませんとか言ったりするから自分は本当にうっとうしい奴だ。もし、大阪から東京に歩いていけるかと聞かれたなら、健康な人ならだいたいの人はできると自分は考える。どれだけの時間がかかるかはまったくわからないけれど、できる。でも、その人の答えは”できない”かもしれない。具体的な設定はされていないかもしれないけれど、その質問には時間制限があるかもしれないから。その場合、言われなくてもすべてを理解して、正しい答えを返すことがこの世界の一般的なルールで、それはわかっているつもりだ。だから、できるかできないかの二択の質問には、自分が確実にできることと相手の考えを理解することが必要で、間違いなく自分はそれを苦手としている。もっと適当でいいのかもしれないけれど難しい。考えてばっかりで行動が伴わない自分の場合はとりあえずできると答えてしまえばいいのに、失敗することばっかり考える。失敗しないせいで成長しないのに。まず、失敗をできるようにならないといけない。ちゃんと失敗できる人はそれだけで立派だ。